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●チアパスについて
チアパス州はメキシコに31州あるうちの、南東部に位置し、東をグアテマラの国境と隣接、北部にベラクルス、オアハカ、タバスコ州、西を太平洋に囲まれています。古代マヤの5つの州の1つでもあり、貴重な文化や考古学の歴史もあります。
少なくとも400,000以上の農家があり、その90%は12エーカー以下にコーヒーを植える小規模農家であり、そのうちの約30%は女性によって運営されています。
チアパスは水資源に非常に恵まれた立地にあります。メキシコの新鮮な水資源の30%がこのチアパスから供給されていると言われています。その水資源の大部分を支えるメキシコで最も標高が高いオリサバ山(5636m)に湛えられた氷河の綺麗な水のみを使用した、薬品を一切使わない世界有数のデカフェイン処理工場もあり、メキシコのコーヒー産業を支えています。
●グラポス農協について
グラポス農協はメキシコ南部のチアパス州のトリウンフォ生物圏保護区に隣接する地域にあるコーヒー生産者のグループで、2007年に90名の生産者によって設立されました。現在は3253名の生産者が参加しており、そのうち832名が女性で、チアパス州内における、232に及ぶ自治体と活動をしています。
生産者は主に、平均3haの土地を持つ小規模農家で構成されています。ティピカ、ブルボン、カトゥーラ、ムンドノーヴォ、カトゥアイなど、大半の農家では複数の品種が栽培されています。コーヒーの木の平均樹齢は10~20年で、各農家の年間生産量は生豆で0.5トンに相当します。収穫は11月から3月に行われるため、他の収入源として、主にバナナ、カボチャ、トウモロコシ、黒豆、ココア、ランブータンなどを栽培しています。また、生産者の家族も手作りの織物を作っています。
グラポス農協ではJAS認証の他、FTO認証、UTZ認証、各国の有機認証などを取得しています。総栽培面積9,835Haのうち、約72%が有機栽培区画として認証を受けています。
様々なエリアに倉庫を計7つ所有しており、収穫期には約40名弱の季節労働者を雇っています。農協の管理部門は、1名の農協長、正規雇用している10名の農業技師、また、4名の管理者によって構成されています。
グラポス農協では下記の様な生産者への様々なサポートを行っています。
①農地運用の見本となる区画を10か所設け、生産者に適切な農地運用を促す。
②苗の提供。
③農業技師の派遣による、農園での技術指導
④生産性向上・環境保護等の 様々なプロジェクトの運営