12/10 ロット切り替えです。
7/16 通関完了、切り替わります。
推奨焙煎度:浅〜中煎
▼ハロベリティ農協
ハロベリティはいわゆるイルガチェフェと呼ばれる地域の中でも、最南部にあたる地域です。近年はトレーサビリティが向上し、同じイルガチェフェ地域でもさらに細分化されたハロベリティの特徴を感じられるようになりました。
ハロベリティ地区でスペシャルティコーヒーを生産するハロベリティ協同組合は 2012年に発足した、比較的新しい組合で、主にフェアトレードとオーガニック栽培を得意とする協同組合です。伝統的なウォッシュト、ナチュラル製法の品質の向上だけでなく、様々な発酵方法を試すなど、新しい取り組みも進んで行っていることから、数年以内に急成長する可能性が高い協同組合の1つです。
協同組合のメンバーは、大規模ではないですが、それぞれ自分の土地を所有しており、手入れが行き届く範囲でコーヒーを栽培しています。
エチオピア全土で最も高い標高1,900~2,100mに位置し、古来より手を加えられていないheirloom種がほかの土着の木々と共生しながら自然に育っている地域であり、豊かな生態系と土壌が保たれている稀有な地域です。
▼イルガチェフェ
エチオピアには、110万人以上といわれるコーヒー農家が高品質なコーヒーを生産しています。
シダモ地方の高地に位置するイルガチェフェで栽培されるコーヒーは特にテロワールが明確で、品質が良く、生豆は小粒ながら欠点豆も少なく、脱穀研磨も均一で、良ロットが多いです。
各農協にて水洗、乾燥されたパーチメント状態でエチオピア政府が管理する倉庫に持ち込まれたコーヒーは、サンプリングテストが行われます。主に生豆の外観評価とカップテストが行われ、75-84点でG2、それ以上がG1と区分されます。
ひとくくりにG2といっても非常に品質の良いロット群はG1と遜色ないテイストを得るものももちろん存在します。最高のG2を競争力のある価格できるかどうかは、輸出業者と商社の腕の見せ所でもあり、このロットはG2の中でも最高品質を誇るテイストと生豆外観を誇ります。
一般論でいうとG1と比べて、いわゆるモカらしさは若干控えめとなることが多いですが、薫り高い紅茶の香りとマンゴーを思わせる酸味と甘味は特筆すべきものがあります。