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OCTJapan

(残少)インド クメール・ゴデ農園 ”ガネーシャ”/レッドハニー

下限 ¥1,690

ウォッシュトにてご評価いただいておりますインドクメールゴデのレッドハニーの精製をオーダーいたしました。手間暇かけた甲斐があり、中米のスペシャルティコーヒー農園のそれらと引けを取らないものとなりました。特に発酵に関しては、強すぎず、弱すぎず、クリーンさも両立させるべく奮闘しております。為替の影響もありかなり値上がりしてしまいましたが、応援していただけると幸いです。

推奨焙煎:中〜中深

コメント:

 チャンドラヒルズは西ガーツ山脈の一部で、生物多様性の宝庫と言われており、確認されているだけでも約5000種の被子植物と数百の動物の生活が営まれています。

背約10メートル頂上付近にのみ葉をつける土着の木々に、幹の中腹当たりにマメ科の植物が葉を張る為、2重のシェードができるこの地域特有のらしいシェードツリーの間でコーヒーが育てられます。

この2層の陰により強い季節性降雨から土壌の流出を防ぎ、このエリア特有の日中の急激な温度上昇から守ることが、インドコーヒーの生育に欠かせません。

 ■クメール・ゴデ

クメールゴデはケラチャンドラグループの運営する非常に歴史の深い農園で、英国植民地支配下の1921年に操業が開始されました。

クメールゴデは3つの地区に分かれており、クメールゴデ、チャンドラプル、ジャグリマネという農地の総称です。その中で今回はクメールゴデのコーヒーのご紹介です。

3つの地区を合わせて1492エーカー(約6平方キロメートル)程の広さを誇り、歴史は古く1921年にさかのぼり、イギリス植民地の時代からコーヒーの生産を続け、栽培技術を蓄積し続けています。

高品質のインドアラビカは、平均して1100-1200mで特に良いコーヒーが栽培されています。カルナタカ州最高峰のムラヤナギリ山(1925m)の急斜面、標高1100-1400mというインドでは数えるほどしかない高い標高に位置しており、未開の地に近いジャングルのような場所で交通手段も限られているため、限られた量の栽培しか行うことができません。

大規模画一的な農園ではない、天然の森林の環境に近い環境でコーヒーが栽培されています。具体的には、バシリ、ゴリ、ガリゲなどのインド土着のイチジクの木や、パラミツ(英名ジャックフルーツ)などの実をつける木々の木陰の天然の天蓋でコーヒーは育ちます。

敷地内にはバイソン、野うさぎ、インド孔雀などの野生動物や鳥が豊富に生息しています。そうした動物を狙いにまれにベンガルトラが現れることもあります。

収穫時には熟練の人の目でコーヒーチェリー熟度を見分けて摘み取り、水洗比重選別後、人の目でさらに成熟不良をはじき、スコールの多いインド特有の気象条件に左右されないように、グリーンハウスの中で小ロットづつ乾燥棚で水分値を図りながら乾燥させます。こうして作られた最高峰のロットのほとんどがヨーロッパやアメリカのスペシャルティコーヒーメーカー向けに高値で取引され、日本を含むアジアには流通していません。

今回のロットは、初めての取り組みとなります。熟度の整った柔らかい実の状態のコーヒーチェリーを集めて24時間乾燥させます。その後ウォッシュトで使うパルパーの刃の幅の調整を行い、25‐30%果実を剥いで、7割ほどミューシレージ残したパルピングを行います。

その後、まず天日の当たる場所に設置された木製の枠に網を張ったドライテーブルに並べ、2-3日乾燥させます。その後、一旦パーチメントを袋に詰めて、ビニールハウス内のドライテーブルへ移動します。湿度、温度管理と頻繁に人の手で攪拌し、6-7日をかけて均一に乾燥させます。インドの山岳地帯はスコールの影響もあるため、時間のかかるハニープロセスなどはビニールハウス内で乾燥させる必要があり、手間暇がかかります。発酵、乾燥を終えた段階で脱穀し、カッピングを行い、カッピング評価と乾燥発酵の時間や温度変化のデータと紐づけて次ロット、来年度以降の品質向上のためのデータとしています。

本農園では初のレッドハニープロセスとなったため、来年度以降も継続して品質を向上するよう、農園としても準備を進めています。

■ガネーシャ

ガネーシャは豊穣、知恵、商売繁盛の神としてインドの、人々に愛されています。

豊かに実ったクメールゴデのコーヒーが、遠く海を隔てた日本の皆様へ届き、商売繁盛となるように願いを込めて、ガネーシャと名づけられました。

■ケラチャンドラグループ

ケラチャンドラグループはインドのカルナタカ州チクマガルール、ケララ州ワイナード、ケララ州コッタヤム3つの地区に合計6000エーカー(24キロ平方メートル)の農園を運営しています。従業員はすべての地域を合わせて2400名を超え、農園の品質管理から、天日乾燥や水洗式の精選、中間物流、輸出手配まで一貫して自社で行うことが可能なため、高い品質を保ち、流通の透明性を保つことが可能となっています。特に近年はヨーロッパやアメリカ向けインド産スペシャルティコーヒーの生産に力を入れており、品質に見合う対価をその地域の従業員の福利厚生として還元し、従業員一丸となって品質の向上に取り組んでいます。

例えば特に収穫期における農園と地方都市を結ぶコミュニティバスの運行、農園で働く従業員の子供向け学資ローンの利子補給制度の拡充、ソーラーパネルを設置し、発電とその電気でパルパーや送風機を動かす、コーヒーチェリー、パルプを原料とする天然たい肥製造機の設置など、働く人や地域環境との共生を推進しています。

またコーヒーの農園以外にも高級家具の原料となるシルバーオークの栽培と輸出、スパイスの栽培を行っており、安定した経営を行い地域の雇用を安定して支えています。

重量

  • 180kg@1690円/kg
  • 120kg@1720円/kg
  • 60kgGP(原袋)@1740円/kg
  • 30kg@1790円/kg
  • 20kg@1840円/kg
  • 【サンプル】200g
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