数量限定でのスポットのご案内となります。お早目にご検討ください。次は、夏~秋ごろの予定です。
発酵は適度に管理され、変な癖なく、レッドベリー系の香りが特徴の正統派ナチュラル。
グアテマラと隣接するエルサルバドル西方の国境側、サンタアナ県のサンタアナ-イラマテペク火山に挟まれた肥沃な大地のもと、チャルチュアパという自治体にあるエルナンデス家の農園からコーヒーは作られています。
その歴史は大変古く、1905年、エルナンデス家のペトローナ・パラシオス・デ・ディアスが土地を購入し、本格的にコーヒー農園を作り始めたといわれています。
ペトローナは自分の農園に家族の出身地の守護聖人として祭られている聖ホアキンにちなんで、フィンカ・サン・ホアキンと名づけました。現在は彼女の孫のビダル氏が運営しています。
エルナンデス家族は、親しみを込めて、別名、陽の当たる農園として呼んでいます。
この農園の位置する地形の関係で、日の出から昼までは陽の光が降り注ぎます。一番直射日光が厳しい正午以降は、山の影に隠れて、日陰となり涼しい気温で推移します。これが、コーヒーの栽培に最適な環境で、ゆっくりと成長し、糖度が高まり、甘いコーヒーの栽培を可能にしているといわれています。
フィンカ・サン・ホアキンの面積は45ヘクタールで、30ヘクタールをコーヒー生産に充て、残りは絶滅危惧種の哺乳類、鳥類、爬虫類の生息地として自然のヒノキの森として残しています。
農園にはブルボン種、パカス種、パカマラ種、モッカ種が主に植えられ、遮光のためにインガの木(中央アメリカと南米に自生する常緑低木。幹がまがっており通常4m程度、高くても10m程度に成長、ソラマメのような実をつける)が使われています。
サンホアキンで収穫コーヒーは、近くのビバグアミルに持ち込まれます。まず過熟や未成熟を人の目ではじく工程を通します。その後、パティオに薄く敷き、頻繁に攪拌しながら、初期乾燥を行います。
腐敗のリスクを低減できる水分量まで乾燥し始めると、今度はチェリーを敷く厚みを厚くし、ゆっくりと乾燥させることで、発酵と乾燥を調整します。
この工程は10-15日かけて行われます。その後、カップテストを経て、輸出用に脱穀、パッキングされます。