5/15 依頼が多かったブラジルの生産者縛りのデカフェになります。
ブラジルらしいミルクチョコ感と、ほんのりとしたチェリーのようなフルーティ感が感じられる、1ランク上のブラジル産デカフェ。ブラジル生産者縛りのデカフェ初の取り組みですが、好評であれば、来年度以降も続ける見込みです。
1トンフレコンでの輸送形態のため、次回26/27Cropは一部60kg麻袋での輸入も検討します。
推奨焙煎:中~深
ブラジル・カルモ・デ・ミナスの名門「ファゼンダ・セルタン」より、新たなブランドをご案内いたします。
本ブランドは、現園主イシドロ氏との対話から誕生しました。100年以上の歴史を礎に、1000年先も変わらぬ豊かな自然環境を守り抜き、お客様と共に発展していきたいという彼の揺るぎない哲学が込められています。
標高1,000m以上の急斜面という、霜害を避けつつ均一な熟成を可能にする理想的な地形。そこから生まれる確かな品質と、環境への責任を象徴するブランドとして「Sentenario」を展開いたします。
▼ファゼンダ・セルタン
伝統と革新の歩みファゼンダ・セルタンの歴史は、カルモ・デ・ミナスにおけるコーヒー栽培の黎明期と深く結びついています。
この地域のコーヒー生産者の第一世代として、ジョゼ・イシドロ・ペレイラは、「生きるということは、責任感と喜びを同時に持つことである」という教訓を早くから学びました。ジョゼ・イシドロはわずか1歳の時に父を亡くしましたが、愛情深く献身的な母親によって、立派な品格を持つ男性へと育てられました。成長した彼は歯科医学を学び、青年期の数年間は歯科医師として活動していました。運命の帰郷と家族の絆母親が亡くなったことで、彼は唯一の相続人としてカルモ・デ・ミナスへと呼び戻されます。その土地こそが、現在のファゼンダ・セルタンです。
1949年、ジョゼ・イシドロは生涯の最愛の人であるナザレスと結婚しました。彼女は彼にとって、生涯、そしてそれ以上の時間を共にする真のパートナーとなりました。ジョゼ・イシドロはかつて、「自身のビジネスにおけるインスピレーションはすべて、幼い頃に別れた父から得たものだ」と語っています。その後、夫妻の間にはフランシスコ、ルイス・パウロ、グリシア、サンドラの4人の子供たちが誕生しました。子供たちは両親の願いを受けてそれぞれ異なる分野の学問を修めましたが、現在は全員が農園に戻り、一丸となって家業を支えています。
カルモ・デ・ミナスのテロワールと品質今日、カルモ・デ・ミナスとその周辺地域で栽培されるコーヒーの認知度は、かつてないほど高まっています。しかし、品質よりも生産量が重視されていた時代でさえ、当時の主要なバイヤーたちは、この地域で栽培されるイエローブルボン種に対して明確なこだわりを持っていました。
栽培環境の特長ファゼンダ・セルタンは、ミナスジェライス州カルモ・デ・ミナスの標高1,000m以上に位置しています。平均気温は18度、最大勾配50%にも及ぶ急斜面の丘陵地。この急斜面での栽培は、冬にこの地域でよく見られる霜害を避けるために非常に重要です。また、湿度が低くなるため、樹木の健康を維持し、成熟を均一に促すとともに、カビによる感染症を防ぐ役割も果たしています。これらの細やかな条件が、最終的な豆の品質向上へと繋がっています。
次世代への継承と進化次世代の活躍前二世代の結束と繁栄にインスピレーションを受けたナザレスの孫たちは、現在、コーヒーのバリューチェーン全体にわたる様々な分野で協力し、その存在感を示しています。
近年の変化と技術革新ファゼンダ・セルタンは常に新しい精製方法の先駆者であり続けてきました。現在もその姿勢は変わりません。農園では、ナチュラル、パルプドナチュラル、発酵(好気性および嫌気性)、ハニープロセスなど、多様なプロセスを採用しています。
追悼:ナザレス・ペレイラ深い悲しみとともに、農園のオーナーであり家族の家長であったナザレスが、2022年1月に他界したことを報告いたします。今後の農園の運営は、近年コーヒー栽培を共に行ってきた息子のフランシスコ・イシドロ・ペレイラとその兄弟たちが引き継ぎます。フランシスコは、ナザレスが築き上げた記憶と遺産を守り続けるため、これからも情熱を注いでいく決意です。
▼カフェインレス処理
メキシコで最も標高が高いオリサバ山(5636m)に湛えられた氷河の綺麗な水のみを使用して、薬品を一切使わずにデカフェイン処理を行っています。
・デカフェ処理を行うデスカメックス社はメキシコ産コーヒーの有名な輸出港があるベラクルス州にデカフェイン工場を保有し、コーヒーの適切な管理と迅速な輸出手続きでコーヒーの鮮度を守ります。
▼プロセス
・コーヒー豆投入ホッパーに(1バッチ5トン)生豆を投入
・カフェイン抽出前段階として約一時間の吸水、膨張、処理が行われます。
これにより、豆の細胞壁が軟化し、成分が抽出しやすくなります。
・加圧、適切な温度管理、減圧等のプロセスを経てカフェインを抽出。(1度目の品質チェック)
・カフェインを抽出した豆を一次乾燥(4時間)
・振動水平乾燥機に投入し、60度以下に温めた熱風にて適切な水分量になるまで2次乾燥(4時間)
・垂直乾燥機に投入し、60度以下の熱風にて適切な水分量になるまで3次乾燥(4時間)(2度目の品質チェック)
・異物除去、研磨機にて異物を除去
・最終製品タンクに移されて3度目の品質チェックを受けた後、パッキング、出荷。