▼概要
コロンビア・カウカ県のラ・マリアネッラ農園が手掛ける、華やかなナチュラルプロセスのコーヒーです。
円盤型のドライベッドいっぱいに赤いコーヒーチェリーが並ぶ姿は、まるで大きなチェリータルト。その印象は見た目だけにとどまらず、カップからも熟したチェリーやベリーを思わせる鮮やかな果実味と、花のような香りが広がります。
この象徴的な乾燥風景と香味を重ね、「CHERRY TART(チェリータルト)」と名付けられました。
▼カウカ ― 火山と高原が育む産地
ラ・マリアネッラ農園が位置するのは、コロンビア南西部カウカ県のメセタ・デ・ポパヤン。ココヌコス火山群とネバド・デル・ウイラに挟まれた高原地帯です。
長い年月をかけて降り積もった火山灰が豊かな土壌を形成し、標高1,650~1,800mの冷涼な環境がコーヒーチェリーをゆっくりと成熟させます。農園内には湧水や小川が流れ、その周囲には在来樹木や野生動物を守る生態回廊が残されています。
カウカらしい明るさと繊細さを備えながら、ナチュラルプロセスによる豊かな果実感を重ねた、存在感のあるコーヒーです。
▼ラ・マリアネッラ農園の歴史
農園の歴史は、1988年にエルナン・ドロンソロ氏がカウカ県ピエンダモのウバレス地区へ移り、「サン・パブロ」と「ラ・マリアネッラ」の2農園を取得したことから始まりました。
ラ・マリアネッラという名前は、エルナン氏の母と娘に共通する名前に由来します。立地にも恵まれていたことから、この農園が事業の中心として選ばれました。
その後、1992年にベジャビスタ農園、2007年にエル・カラホ農園、2011年にベレン農園を取得。現在はエルナン氏と息子のパブロ氏を中心に、家族で農園を運営しながら、新しい品種や精製方法にも取り組んでいます。
▼チェリータルト
収穫された完熟チェリーは、2段の大きな円盤型のドライベッドに広げて乾燥されます。そのまま遮光した状態で、下から送風を行い、ゆっくりと乾燥させます。
赤く熟したチェリーが円形に敷き詰められた光景は、果実を贅沢に並べたチェリータルトそのもの。乾燥中の見た目と、カップに現れるチェリーのような味わいからチェリータルトと名づけられました。
熟したチェリー、赤いベリー、紫系果実を思わせる華やかな果実感。そこにフローラルな香りが重なり、ナチュラルプロセスらしい個性を明瞭に感じられます。