6/8 人気のあったススピロス農園のウォッシュトをリリースします。
今回はバキュームパックでの梱包になります。
パカヤリト、エルレティロとは異なる、ストーンフルーツ、キャラメルアーモンド系のフレーバー寄り、ややオレンジ系の酸、丸みのあるマウスフィール、アフターに残る優しい甘みが特徴です。
【詳細】
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1930年代初頭、ドン・フアン・パラシオスはフエヘテナンゴ州ラ・リベルタ市パルミラ村に居を構えました。当初からこの農園はコーヒー農園専業だったわけではなく、トウモロコシやタバコ、牛の飼育もおこなっていました。当時は道路などのインフラも整っておらず、馬(ラバ)に荷をのせての移動が必須であり、コーヒーをフエテナンゴ市まで運ぶのに5日間もラバに乗せなければなりませんでした。
フアン氏にはアマデオ・パラシオスという一人息子がいて、彼が父から農場を引き継ぎ、コーヒー農園を発展させていくこととなります。
1997年、アマデオは農園全体のうち70ヘクタールを孫のアクセル・パラシオス(4代目)に相続させた。アクセル・パラシオスは、幼少期から同郷で同じくコーヒー生産者のバックグラウンドをもつモラレス兄弟(アレハンドロとフレディ)ととても仲の良い友人でした。
フレディがスペシャルティコーヒーの輸出プロジェクト「ロズマ・コーヒー」を始めたとき、アクセルもこのプロジェクトに参加することになり、2013年からモラレスとパラシオスは一緒に経営する農園でスペシャルティコーヒーを生産する合弁スペシャルティコーヒー農園、ロス・ススピロス(LOS SUSPIROS)としてスペシャルティコーヒーに特化したコーヒー栽培を行っています。
■フィンカ ロス ススピロス
「ロス・ススピロス」とは、直訳的にはスペイン語で「深呼吸、ため息」といった意味となります。この地を訪れると、どこまでも続く巨大な渓谷の景色を眺めることができます、ため息が出るほど美しいこの風景や、新鮮な透き通る空気感を吸い込むような感覚を農園名に込めています。
ロス・ススピロスは、ブルボン、カトゥーラ、ティピカ種を中心に栽培し、ウォッシュド、ハニー、ナチュラルプロセスのコーヒーを生産しています。
スペシャルティコーヒーのウェットミルステーションと天日乾燥は、フエヘテナンゴの谷地にあり、チェリーを完全にウォッシュドコーヒーにするか、ハニーにするか、ナチュラルにするかを天候や気温を予測し、最もそれらと相性のよい精選方法を決定します。実際は気温や湿度の細かい指標がありますが適度な曇りの天候が続きそうであればハニープロセス、晴天の天候で天日干しが最大限に活かせるナチュラルプロセス、その間の気候ではウォッシュトとして精選方法を選んで生産しています。