ブラジル産では比較的珍しいワイニー感が強めのロットを選別、深煎りアイスコーヒーにも合います。シティオダトーレのバランスあるベリー系のエレガントさとは異なるナチュラル。
推奨焙煎:中~深
ブラジルカップオブエクセレンスでファイナリスト、その他数えきれないほどの賞を受賞するブラジルでもトップクラスの生産者です。
Antonio Jose de Vilas Boasがトマトの栽培を生業にしていたころから、この農園の物語は始まります。トマトで財を成し、2000年に30ヘクタールのコーヒーの苗が植えられた区画を手に入れました。
当時、Antonioには2人の子供AllanとAllexがいたことから、Dois=2、Irmaos=兄弟という意味をとり、Sitio Dois Irmaosとしてコーヒー生産を始めました。農園は、ペドラ ブランカ山脈のふもと、標高1300mに位置し、観光地としても有名なミナスジェライス南部コンセイサンダスペドラス市にあります。
コーヒー栽培を始めた当初は必要な資源もなく、一般的なコーヒーと同じように地面で乾燥させていました。
2004年頃には生産量も増え始め、乾燥させるパティオ等の設備も徐々に増設していきました。2009年は豊作の年で、コーヒーが多くのお客様の手に取っていただけたため、さらなる良質なコーヒーの生産を始めることができました。
2013年、Jesimar Sandiと共同でCOCARIVE(正式名称:Regional Cooperative of Coffee Growers of the Vale do Rio Doce)協同組合に加入、その年に収穫されたクロップをCOCARIVEに持ち込みました。その結果、彼らの作るコーヒーが「特別」だということが分かったのです。そこから、COCARIVEの技術やアドバイスを借りて、更なる品質の向上に乗り出しました。必要な設備が整えられ、屋根付きのテラスや脱穀用の小屋ができました。コーヒーを洗い、乾かし、貯蔵するという全ての工程で高品質を維持できるよう、設備と技術を共に向上させていきました。
適切な剪定を行うことで、有機物を多く含んだ肥沃な土壌を保護しつつ、ピッキングしやすいように枝の伸び具合をコントロールし、ピッカーへの負担の軽減し、より熟度の高いコーヒーの選別に時間をとれるよう、効率的な農園の運営も心がけています。
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