3/14 通関、リリースができましたが、原袋は契約にて完売、一部小分け倉庫にある在庫のみ出荷。ニュークロップ第2、第3コンテナは次5月出航8月リリース予定です。(あくまで予定です。)
新商品のグアテマラハニープロセス。はちみつ感や、甘栗のような甘味や香りで、ほっと安らぐようなフレーバーのポジションとして採用いたしました。
キレのあるウォッシュトや、強いトロピカルフレーバーのナチュラルとは異なる、グアテマラハニーを一度お試しください。
【詳細】
クロップ:2023/24
商品名:Guatemala Rosma Coffee Land Finca Los Suspiros/Honey Process
扱い:スポット、定番化検討中
原産国:グアテマラ(Guatemala)
地域:ウエウエテナンゴ県ラ・リベルタ市パルミラ村(Palmira,LaLibertad,Huehuetenango)
農園:ロス・ススピロス農園(Finca Los Suspiros)
生産者:アクセル・パラシオス(Axel Palacios)
輸出者:ロズマ・コーヒーランド(ロズマコーヒーランド)
標高:1700masl
規格:SHB EP
品種:ブルボン40%、ティピカ30%、カトゥーラ30%(Bourbon40%, Caturra30%, Typica30%)
加工方法:イエローハニー(Yellow Honey process)
荷姿:1トンフレコン
推奨焙煎:中
テイスト:はちみつ、甘栗、スイートポテト、ロングスイートネス
コメント:
1930年代初頭、ドン・フアン・パラシオスはフエヘテナンゴ州ラ・リベルタ市パルミラ村に居を構えました。当初からこの農園はコーヒー農園専業だったわけではなく、トウモロコシやタバコ、牛の飼育もおこなっていました。当時は道路などのインフラも整っておらず、馬(ラバ)に荷をのせての移動が必須であり、コーヒーをフエテナンゴ市まで運ぶのに5日間もラバに乗せなければなりませんでした。
フアン氏にはアマデオ・パラシオスという一人息子がいて、彼が父から農場を引き継ぎ、コーヒー農園を発展させていくこととなります。
1997年、アマデオは農園全体のうち70ヘクタールを孫のアクセル・パラシオス(4代目)に相続させた。アクセル・パラシオスは、幼少期から同郷で同じくコーヒー生産者のバックグラウンドをもつモラレス兄弟(アレハンドロとフレディ)ととても仲の良い友人でした。
フレディがスペシャルティコーヒーの輸出プロジェクト「ロズマ・コーヒー」を始めたとき、アクセルもこのプロジェクトに参加することになり、2013年からモラレスとパラシオスは一緒に経営する農園でスペシャルティコーヒーを生産する合弁スペシャルティコーヒー農園、ロス・ススピロス(LOS SUSPIROS)としてスペシャルティコーヒーに特化したコーヒー栽培を行っています。
■フィンカ ロス ススピロス
「ロス・ススピロス」とは、直訳的にはスペイン語で「深呼吸、ため息」といった意味となります。この地を訪れると、どこまでも続く巨大な渓谷の景色を眺めることができます、ため息が出るほど美しいこの風景や、新鮮な透き通る空気感を吸い込むような感覚を農園名に込めています。
ロス・ススピロスは、ブルボン、カトゥーラ、ティピカ種を中心に栽培し、ウォッシュド、ハニー、ナチュラルプロセスのコーヒーを生産しています。
スペシャルティコーヒーのウェットミルステーションと天日乾燥は、フエヘテナンゴの谷地にあり、チェリーを完全にウォッシュドコーヒーにするか、ハニーにするか、ナチュラルにするかを天候や気温を予測し、最もそれらと相性のよい精選方法を決定します。実際は気温や湿度の細かい指標がありますが適度な曇りの天候が続きそうであればハニープロセス、晴天の天候で天日干しが最大限に活かせるナチュラルプロセス、その間の気候ではフルウォッシュドとして精選方法を選んで生産しています。
今回のハニープロセスでは、コーヒーチェリーはパルピングされた後、天日に設置されたアフリカンベッドにてフレーバーにダメージを与えるような発酵が起こらないように注意しながら直射日光で3~4日の間、表面を急速に乾燥させます。
表面のミューシレージがある程度乾燥したのち、一度集めて、袋につめ、ビニールハウスへと運ばれます。その後、もう一度アフリカンベッドに敷き直し、最終乾燥として10~12日間、攪拌を頻繁に行いながらゆっくりと乾燥させます。