6/25 リリース
浅めの焙煎ではブルーベリー感、深く焙煎が進むにつれ完熟したグレープ、マンデリンを感じるアーシーさ、まったりとしたマウスフィールが全面に出てくる。ガヨの中でも果実味が感じられるロット。
ラジャ・ガヨ
オランダ統治の始まる前のその遥かに昔に、古代のガヨ地域では、希少な宝石、琥珀、食物など豊かな地場産物を活かして活発な交易によって栄華を極めた王国があったと現地の昔話として語り継がれています。
現代ではガヨの地域では若き生産者グループが立ち上がり、オランダ統治下でキャッシュクロップとして生産が推奨された粗悪なコーヒーとは全く別物の、豊かな気品ある香りを備えたコーヒーを作られています。
ガヨ特有の気品ある豊かなガヨのコーヒーの香り、またコーヒーの粒も豊かに大きく実ることに重ね合わせてラジャ・ガヨ(ガヨの王族)と名付けられました。
▼生産団体について
ティルミジャヤ協同組合は2012年1月に設立されました。
もともと設立当初のメンバーは、伝統的なインドネシアの小規模農家でした。天候不順等の環境的問題や、乱高下するコーヒー相場の中で世界のバイヤーと対等に交渉力を持って安定した販売とそれによりもたらされるキャッシュフローを実現するため、ティルミジャヤ協同組合を設立しました。
現在は32の地域のコミュニティーから、異なる民族(ガヨ、ジャバ, アチェ,バタック)バックグラウンドをもつ668の農家から構成されています。
それぞれの民族多様性を保ちながら、さらにこの組織のメンバーの約20%は女性が栽培をけん引する若い農家であり、活発な意見交換や、品質の向上に向けて活動しています。
近年は認証取得や、地域環境との調和を目指し、生産者や地域に根付いた持続可能なコーヒーの生産に挑戦しています。
オリジングループとしてもティルミジャヤ協同組合として交流も深めつつ、毎年購入し続けており、全世界のロースターへ繋いでいきたいと考えています。
▼コーヒーの特徴
ブルーベリー系のテイストが特徴。そもそもの豆のポテンシャルをさらに底上げするため、ダブルピックを加えて、かつスクリーンサイズを18とすることで、インドネシアG1ウェットハルの中でも上位のスペシャルティ需要に呼応するクオリティをお届けします。