12/10 通関完了、リリース致します。次は6月頃となり、在庫が無くなり次第欠品となります。
世界最大のカルデラ湖であるトバ湖の南岸に位置するリントン地域。
このエリアでは今でも決まった曜日に市が立ち、近隣の村々の生産者が庭先で仕上げたパーチメントを持ち込み、換金して日用品を買って村に帰る光景を見ることができます。
ジャワ島からスマトラ島にアラビカ種が持ち込まれたのは19世紀末、トバ湖南方のマンダイリン族が多く住んでいた地域と伝えられます。
その後さび病の蔓延とともに栽培地域をトバ湖周辺の高原地域に移し現在に至りますが、最初の移植地がリントン地域であったことからこの地域は在来種の比率が他の地域よりも高いと言われています。
リントン地域は火山灰性土壌のトバ湖周辺にあっても殊更に柔らかい黒土の農地が多く、コーヒー栽培には絶好の環境です。
在来種のルーツを今に残しつつ豊かな大地に恵まれて栽培されるマンデリン・リントンはハーブ感やスパイシーさがボディや甘みを伴って口元に心地よく残る、マンデリンらしいマンデリンです。
≪デカフェ処理≫
メキシコで最も標高が高いオリサバ山(5636m)に湛えられた氷河の綺麗な水のみを使用して、薬品を一切使わずにデカフェイン処理を行っています。
・デカフェ処理を行うデスカメックス社はメキシコ産コーヒーの有名な輸出港があるベラクルス州にデカフェイン工場を保有し、コーヒーの適切な管理と迅速な輸出手続きでコーヒーの鮮度を守ります。
●プロセス
・コーヒー豆投入ホッパーに(1バッチ5トン)生豆を投入
・カフェイン抽出前段階として約一時間の吸水、膨張、処理が行われます。
これにより、豆の細胞壁が軟化し、成分が抽出しやすくなります。
・加圧、適切な温度管理、減圧等のプロセスを経てカフェインを抽出。(1度目の品質チェック)
・カフェインを抽出した豆を一次乾燥(4時間)
・振動水平乾燥機に投入し、60度以下に温めた熱風にて適切な水分量になるまで2次乾燥(4時間)
・垂直乾燥機に投入し、60度以下の熱風にて適切な水分量になるまで3次乾燥(4時間)(2度目の品質チェック)
・異物除去、研磨機にて異物を除去
・最終製品タンクに移されて3度目の品質チェックを受けた後、パッキング、出荷。